本日はスイーツ好きにはたまらない果物、苺がテーマです。
現代の栄養学と、薬膳の両面から見てみましょう。
いつもの通り、千葉ネタが最後にあります。
現代の栄養学からみた苺に多く含まれる栄養素
ビタミンC
ビタミンCの効果は白菜についてのブログ投稿でもご紹介した通りです。
苺でも白菜でもサプリメントでも、ビタミンCを取り入れる時に大切なポイントは、一気に沢山召し上がらないことです。なぜかというと、ビタミンCは食後2〜3時間で排泄される栄養素だからです。どんなに沢山召し上がっても2〜3時間で出ていってしまうなんて、もったいないですよね。
そんなわけで、1日の中で同じ量のビタミンCを摂るとしたら小分けして召し上がるのがお勧めです。3回の食事で毎回ビタミンCを含む食材を取り入れましょう。
葉酸
葉酸はビタミンB群の一つです。いちごの他には、植物の葉っぱに多く含まれています。虚血性心疾患の予防に効果があるのではと現在研究中です。
葉酸の効果は以下の通りです。
- 細胞の生産や再生を助けます。
- ビタミンB12と同様に血液を作る作用があります。
カリウム
カリウムは細胞内に多く含まれる成分です。
カリウムの効果は以下の通りです。
- 細胞の外にあるナトリウムと協力し合いながら、体の水分量をちょうど良い具合に維持します。
- 酸性・アルカリ性のバランスを維持します。
- 神経の働きを良くします。
- 心臓や筋肉の働きの調整をします。
- 血圧を下げます。
サリチル酸メチル
サリチル酸メチルといえば湿布薬に含まれている成分ですが、苺にも含まれています。サリチル酸メチルの効果は以下の通りです。
- 皮膚の炎症を抑えます。
- 頭痛や神経痛の痛みを和らげます。
薬膳からみた苺
寒性[かんせい]の性質
熱を落ち着かせる効果がある寒性[かんせい]の性質があります。のどが痛くて熱があり、口が乾いて寒気はないタイプの風邪を引いた時は苺がお勧めです。
向いているタイプ
- 肝陽亢盛[かんようこうせい]の体質の方…高血圧で赤ら顔、ガッチリ体型の方。
- のど風邪をひいている方
量を控えた方が良いタイプ
食べてはいけないということではなく、量は控えめに、かつ1日3回に分けて召し上がるのがお勧めです。
効果
- 生津止渇[せいしんしかつ]…唾液の分泌を促進し、喉の渇きを解消します。
- 清肝熱除煩[せいかんねつじょはん]…肝[かん]にこもった余分な熱を取り除いてストレス解消します。
- 利尿[りにょう]…尿の出を改善します。
千葉のいちご
農林水産省の少し古いデータで2019年調査のいちご収穫量ランキング、千葉県は日本全国で9位です。
千葉市はいちご農園が多く、いちご狩りにぴったりのエリアです。千葉市観光協会が千葉市のいちご狩り農園・販売所というサイトを作られているので、ご家族・お友達と一緒にご覧くださいませ。