たった1週間でも、外でたくさん遊ぶと子どもの近視が進みにくくなるかもしれない、という内容の論文を見つけました。
研究の目的
1週間の集中的な屋外活動が、目の状態、特に脈絡膜[みゃくらくまく]の厚さにどう影響するかを調べることがこの研究の目的です。これは日本での研究です。
脈絡膜[みゃくらくまく]とは?
脈絡膜[みゃくらくまく]とは眼球の硬い壁である強膜と網膜の間にある組織です。網膜に酸素を供給します。
目の奥にある脈絡膜が厚いと、近視の進行が抑えられると考えられています。これまでは、短期間の屋外活動で脈絡膜がどう変わるかはあまり分かっていませんでした。しかしこの研究で一歩前進しました。とはいえまだまだ更なる研究が必要です。
研究結果
低山にて日が出ている時間帯で3時間〜9時間の屋外活動を1週間行った結果、子供たちに以下の変化が見られました。
脈絡膜が厚くなった
脈絡膜の厚さが増加しました。これは、近視の進行を抑える上で良い兆候と考えられます。
目の状態が改善
屈折度(近視の度合い)がプラス方向に変わり、眼軸長[がんじくちょう=目の奥行き]がわずかに短くなりました。これも近視の進行を抑える上でプラスの変化です。
眼軸長[がんじくちょう]は正常より長いと近視、短いと遠視になります。
いろはからの提案〜具体的に何をすれば良いか?
たった1週間という短い期間であっても、夏休み・冬休みを利用して集中的な外遊びを行うとお子さんの近視予防に役立つ、ということになります。
ですが夏休みが終わってからこのブログ投稿をするのは遅かったですね…冬休み前に思い出していただけたら幸いです(かなり無茶振り)。
参考文献
【英語】日本の子どもにおける、短期間の集中的な屋外プログラムが脈絡膜の厚さに与える影響

