アメリカにあるタフツ大学の研究者がなんと!足の再生ができないカエルの足の再生に成功しました。
論文:ウェアラブルバイオリアクターを介した急性多剤投与はアフリカツメガエルの成体における長期的な四肢の再生と機能回復を促進します
トカゲなどは尻尾を失ってもまた生えてくるのは皆さんご存知と思いますが、カエルは人間と同様に一度手足を失ったら生涯手足が無いままです。ですがこの研究ではカエルの脚の再生に成功しました。
論文の内容
どんな実験方法?
まずアフリカツメガエルの足を切断します。そして薬剤が入ったシリコンキャップを、カエルの足の断面に24時間くっつけておきます。
カエルはどうなった?
一年半かけて骨構造に似た特徴を持つ組織も含め、最終的に機能をほぼ満たす足が再生されました。
カエルの再生した足は触覚も機能し、通常のカエルのように水中で足を使えました。
使った薬剤ってどんな作用があるの?
使用された薬剤は、炎症抑制、コラーゲン生成の抑制、神経線維・血管・筋肉の成長促進などの作用があります。
人間に応用できる?
将来は哺乳類の治療法開発に繋がる可能性があり、そのためには更なる実験が必要です。
いろは髙橋が気になったポイントはシルク
使用された薬剤の中には、横浜産の蚕の繭を使ったものも含まれます。シルクは再生医療に効果があることがすでに実証されていますが、なぜ効果があるのか詳細はまだ解明されていません。
5分44秒のYoutube動画でシルクについて学べます!