中医学で更年期障害3/3〜腎陰腎陽両虚

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更年期障害を東洋医学(中医学)で3つに分類して、それぞれの特徴や鍼灸の方法についてお知らせするシリーズ、本日は最終回です。

過去の投稿は以下の通りです。

中医学で更年期障害1/3〜腎陰虚(じんいんきょ)=ホットフラッシュでお困りの方

中医学で更年期障害2/3〜腎陽虚=冷え性と頻尿でお困りの方

 

最終回は「暑いと思ったら急に寒くなるし、あちこち痛いし、ホットフラッシュもあって散々です。」といったタイプの更年期障害、腎陽腎陰両虚(じんいんじんようりょうきょ)です。

これは腎陰虚または腎陽虚から始まり、それが進行していくとたどり着いてしまう体質です。

腎陰腎陽両虚(じんいんじんようりょうきょ)による更年期障害の症状

以下の全てが起きるわけではありませんが、複数当てはまるはずです。

  1. 寒いと思ったら暑くなったり不安定※特に多いです
  2. ホットフラッシュ
  3. 五心煩熱(ごしんはんねつ・中医学用語)=手のひら・足の裏に熱感がある
  4. フラフラめまい
  5. 耳鳴り
  6. 忘れっぽくなる
  7. 腰と背中が冷えて痛い
  8. 腰と膝がだるくて痛い※特に多いです
  9. 力が入らない
  10. 便秘
  11. 下痢
  12. 不眠
  13. 皮膚の乾燥とかゆみ
  14. 尿量が減る
  15. 頻尿
  16. 精神の落ち込み
  17. 食欲不振
  18. 顔色が悪い

生理の特徴

  1. 経血量は多かったり少なかったり、生理が来るたび違う
  2. 月経不順
  3. 不正出血
  4. おりものが増える

こんな人がなりやすい

  1. 更年期障害の治療を受けず我慢していた
  2. ストレスが強いのを我慢していた
  3. 暑いところ又は寒いところで過ごしているのを我慢していた
  4. 風邪をひいていた
  5. 長期療養の経験がある
  6. 食生活の乱れ

いろはならこうするする

レディース鍼灸または総合鍼灸90分のメニューを月1、2回

ご来院都度に症状が異なる場合が多いので、その度使用するツボが異なります。毎回使うツボは腰、足、頭になります、うつ伏せ・仰向けでの施術となります。

坐骨神経痛がある場合は横向きでの施術もご提供する場合がございます。

領収書は医療費控除に使えるので紛失注意

レディース鍼灸も総合鍼灸も医療費控除対象です。

婦人科へも通うようにしましょう。そうすると医療費の出費がかさみますよね。なので、確定申告に備えて領収書は保存を強くお勧めいたします。領収書の再発行はできません、ご注意くださいませ。

おすすめライフハック5つ

その時々でセルフケアの方法を変えていくのがお勧めです

ホットフラッシュがない日は生姜湯

詳細は前回のブログの最後に書きました

ホットフラッシュの有無を問わずにお勧めの事4つ

  1. アロマテラピー→前々回のブログの最後に書きました
  2. 昼寝→20〜60分がお勧めです。冬は長め、夏は短めにしましょう。
  3. 朝食前に散歩15分→その日の夜の睡眠の質を上げます
  4. 毎日お灸→火を使わないお灸「太陽」または火を使うお灸がお勧めです。詳細は鍼灸スタッフ髙橋がお伝えいたします。
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