3Dプリンタで作った義手、TrueLimb(トゥルーリム)
米国のUNLIMITED TOMORROW社が作っているTrueLimbは、3Dプリントで作られた義手です。
Youtube動画(1分18秒、音声なしでも理解可能)を見たら「動きが思ったより自然だ!」と思いました。
ここがすごい
軽い!680g
肘より上から始まっているタイプの義手は従来のものだと1200gくらいあるのですが、TrueLimbはなんと680gです。
丈夫
超高強度のPA12ナイロンから作られた、とのことです。
PA12ナイロンがどんな物なのか分からなかったのでプラスチック加工.LABというサイトで調べたら
融点、吸水性が低く、耐寒衝撃性に優れており、寒冷地での用途に適しています。又、耐候性に優れています。
だそうです。
色が選べる
何百色もの肌色、メタリックシルバー、艶消しブラックなど好みで選べるそうです。
筋肉に合わせて動く
最大36個の超精密センサーをソケットに内蔵し、360度全方位に動かせます。それぞれのセンサーは、個人の筋肉の部位に合わせて調整されています。
物がぶつかると教えてくれる
腕が物に接触したとき、触覚で知らせてくれます。
USB-Cで充電可能
充電すると1日使えます。
まるでSFの世界、ESPER HAND(エスパーハンド)
米国で創業されたEsper Bionics社によるESPER HAND(エスパーハンド)も凄いです。
下のYoutube動画(3分9秒、音声なしでもほぼ理解可能)を見ると、被験者の方が楽しそうで私も嬉しくなってしまいます。
ここがすごい
動かすスピードを変えられる
3倍速にコントロールできるそうです。
脳から筋肉に流れる信号を読み取る
詳細不明ですが、まるでSFの世界です。
サイズは5種類
体型に合わせられます。
見た目がカッコよすぎ
艶消しブラックです。シャープなデザインですね。
細かい動きが得意
動画を見ていると、「小さいものをつまむ」という高度な動きが実現されています。
創業者がウクライナ人
最近情勢が気になるウクライナ出身の方が創業者です。一昨年9月のキエフポスト(ウクライナ関連の情報サイト)には
主に米国市場をターゲットとし、すでにいくつかのクリニックと交渉中とのこと。また、2番目に大きな市場は欧州連合(EU)であると予測している。しかし、Esper Bionicsはウクライナのクリニックとも連携し、すでにウクライナ人向けの特別価格も約束している。
と書かれてありました。
髙橋の憶測・妄想・感想文
- TrueLimbは色が選べて、ESPER HANDはロボットらしいデザインです。本物の手に似せて作る時代はもうとっくに終わりなのでしょう。
- 歯列矯正のゴムは以前からカラフルなものがありますし、医療関連も目立たないようにするのはイケてない時代がやってきました。補聴器ももっと若い人向けにお洒落なのが出てきても良いのでは。
- 義手が進化して、これからは「義手だとできるけど、生身の手だとできないこと」が増えていく時代になるのでしょう。
- 義手はスマホとかスマートウォッチみたいな感じでガジェットと同じ立ち位置になりそうですね。高度な義手に憧れる人が増えそうです。
いろはのキャッシュレス導入が早かった理由は、義手・麻痺の方へのサービスです
義手だったり麻痺があると現金の出し入れが大変です。
それならキャッシュレス決済が楽だと思い、早い段階から決済方法を増やしてきました。
ちなみに義手、麻痺がある方にはアップルウォッチによるQUICPayの評判が良いです。