最近の日本では直美[ちょくび]の医師問題などが話題ですが、海外ではどんな問題が起きているのか調べてみました。今回はトルコです。
調べた結果「日本に生まれ育って私は運が良かったなあ。でも日本のお医者さん達の善意に依存した制度設計は長くは続かなくて当然だよなあ。」という感想を持ちました。
最初にいろは髙橋によるザックリとしたトルコの医師事情解説
トルコは元々医師の労働環境が悪く、医師の健康管理はなされず、身の安全も確保されていませんでした。トルコ国内では医師と医療従事者は患者・その遺族から暴力を振るわれることが多かったようです。
そして2022年医師銃殺事件が起きて「だから言ったじゃないか。とうとう、こんな事が起きてしまった。」と多くの医師達が思ったわけです。そして政府は報道に対しても医師会に対してもに圧力をかけた結果、医師たちによるストライキが頻発しているというのが現状です。
患者の遺族が医師を銃撃したら報道規制
2022年にトルコで有名な心臓外科医が患者遺族に銃殺されました。事件直後、トルコのメディア監視機関は社会的なパニックや政府批判の過熱を防ぐため、この事件に関する一切の報道・SNS発信を禁止する命令を出しました。
【トルコ語】エヴレンセル(トルコの独立系メディア)>トルコのメディア監視機関が発表:エクレム・カラカヤ医師殺害事件に関する報道に放送禁止措置(2022/7/7)
トルコ政府が世界医師会に怒られている
トルコ政府が過酷な労働環境について声をあげているトルコ医師会に圧力をかけています。そのため世界医師会がトルコ政府に対して、医師会の独立性と専門性を尊重するよう求める決議を継続して採択し、職権乱用や労務環境是正を訴える医師の権利を守るように求めています。
【英語】世界医師会>トルコ医師会を支援する世界医師会決議(2024/10/19)
医師によるストライキ頻発
上記の事件以来、医師や医療従事者によるストライキが非常に頻繁に、かつ大規模に発生しています。当直明けにそのまま翌日の通常勤務を連続して行う「30時間連続勤務」といった過酷なシフトが常態化しています。
なんと医師不足の地域では、所属部署で医師が1名しかいない状態で勤務しているため、年中無休で当直勤務を強いられているそうです。
【英語】キプロスインフォーム>トルコ系キプロス人医師団、公的医療制度の欠陥を理由に終日ストライキを実施(2026/2/6)

