体力の衰え〜気虚[ききょ]

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「疲れやすくて、しかも疲れがひどいとめまいも出るんです」とおっしゃる方が毎年9月に増えます。そう、お子さんの夏休みで燃え尽きたお母さん達!心当たりがありませんか?

これは中医学で言うところの気虚[ききょ]の状態です。そのような方には鍼灸がおすすめです。

こんな時に気虚[ききょ]になりやすい

  • 精神疲労が続いている
  • 肉体疲労が続いている
  • 病後の衰弱
  • 慢性疾患の治療をしている

こんな症状が現れます

以下のような症状が複数現れますが、全部当てはまるというわけではございません。

  1. 疲れやすい
  2. 息切れしやすい
  3. 顔の血色が良くない
  4. 筋肉量は少ない
  5. 動いていないのに汗をかき、動くとさらに汗をかく
  6. 暑くないのに汗をかく
  7. 食欲不振
  8. お腹が張る
  9. むくみ
  10. めまい
  11. 忘れっぽい
  12. 軟便
  13. 頻尿

いろはならこうする〜総合鍼灸50~60分、90分、120分のいずれか

気虚[ききょ]の方には全員仰向けでお腹とすねに鍼灸を使用します。めまいがある場合は頭頂にも鍼を使用します。暑くないのに汗をかく方には手と足にも鍼を使用します。

上記だけではなく、胃腸症状・肩こり・腰痛・頭痛・不眠など他の症状のための鍼灸も追加していきます。これはとても個人差が大きいので、これはその都度カウンセリングで症状を伺ってからどこに鍼灸を使用するか決定していきます。

初回ご来院の方の場合、

  • 鍼未経験の場合は総合鍼灸50~60分
  • 他院で鍼を受けられたことがある場合は総合鍼灸50~60分または90分

がおすすめです。施術分数が長いほど、もみほぐす時間が増えます。鍼灸の時間も少し増えます。

総合鍼灸120分は2回目以降のご来院で受けられることをお勧めいたします。

施術の最後に置き鍼(シールに極小の鍼がついたもの)を貼る、または耳ツボ(チタン粒を耳に貼る)をやっていきます。

セルフケア

  1. 毎日燃えるお灸…どこにお灸を使用すれば良いかは鍼灸師の髙橋がお知らせいたします。施術後にお渡しするアドバイスシートに髙橋が諸々の情報を書いておきます。お灸は当院でも発売中です(お灸50個&調熱絆22枚入り1600円)。
  2. お腹は冷やさない…腹巻き、腹巻きパンツ、丈の長いキャミソール、めぐリズム、カイロなど、季節に合わせた物を使用されるのがお勧めです。
  3. 筋トレより先にマインドフルネス…筋トレもそのうちできるようになりますが、まずは最初にマインドフルネスでメンタルケアされるのがお勧めです。もしかして「マインドフルネス→ストレッチ→筋トレ」の順番で実行して行くことをお勧めする場合もございます。「急がば回れ」です。

お勧め食材&控えめに召し上がった方が良い食材

気虚[ききょ]の方に必要な食材は、気[き]を補う食材です。

反対に、気虚[ききょ]の方が召し上がると良くない(下痢しやすくなる)食材もございます。食べ過ぎ注意ということであって、食べてはいけない!という意味ではございません。

詳しくは性格・体質別おすすめ食材1/8〜気虚質[ききょしつ]という過去の投稿にて、ご確認くださいませ。

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