電気代高騰と停電時の備えで使えるグッズと豆知識のご紹介をいたします。
災害を体験されている方ならすでにご存知のものも多いと思いますが、まとめてみました。
寒さ対策
エアコンを使わなくても温まるグッズのご紹介です。種類はたくさんあるので、ご自身でネットで検索されるのがお勧めです。
モバイルバッテリーで温まるベスト
私が購入したのはこれです。
モバイルバッテリーを入れる内ポケットがありますが、バッテリーが熱くなってしまうのでズボンのポケットにバッテリーを入れています。
電化製品ですが丸洗いできます。洗濯機のドライコース、洗剤はエマールで洗っています。
なるべくジャストサイズで買うと隙間が出来ずおすすめです。中にタートルネック、その上にこのベストを着て、上にダウンベストを着ると屋外でもホカホカです。
このような熱線が入ったベストはネットではたくさん販売されていますが、お腹と首が温まるものは珍しいのでご紹介させていただきました。
デメリットは小柄な女性、お子さん向けのサイズがないことです。私高橋でMサイズでした。
アルミシート
百均で買えます。西千葉なら西友の上にあるセリアで買えます。
シーツの下、カーペットの下、座布団の下に敷くと、下からの冷気が上がってきません。災害用に一人一枚持っていることが多いアルミシートですが、あちこちに敷くことを考えて複数持ちがおすすめです。
轟にあるビバホームには寝袋型のものがあり、こちらは災害用に購入しました。
着る毛布・人型寝袋
洋服のように着たまま歩き回れるというものです。私は持っていないのですが、エアコンを使わずテレワークされているエンジニアの方が愛用されていました。zoom会議の時は上半身だけ脱ぐとのことです。
Amazon・楽天でよく販売されています。
貼るカイロ
すでにお持ちの方が多いと思いますが、インフレ対策のために業務用ダンボール箱買い推奨のものがこちらです。
使い捨てカイロは中に鉄が入っています。鉄が値上がりすると、使い捨てカイロも値上がりします。
貼らないカイロ※ミニサイズ
手洗いした後に手を温めるのに使えます。小さいサイズを左右にそれぞれ持つのがお勧めです。外気に晒して使うため、温度が高めのものがお勧めです。メーカーで言うと、桐灰です。西千葉だと西友の2階にあります。
ハクキンカイロ
ベンジンとプラチナの化学反応で熱が発生する仕組みの、使い捨てでないカイロです。昭和の時代からあるロングセラー商品です。実店舗で見ることはほぼないと思いますので、Amazonか楽天等でお買い求めください。
私は楽天で買っています。使用中にベンジン臭いことはないのでご安心ください。
上記2つのような使い捨てカイロと違い、ゴミがかなり少ないです。
ベンジンは長期保存が難しいので、使い捨てカイロのように数年分まとめ買いするのはお勧めしません。ワンシーズン分のみストックするのがお勧めです。火口(一瞬炎を当てる所)はワンシーズンで交換します。
一酸化炭素中毒に注意!豆炭あんか&七輪
豆炭あんか
こちらもハクキンカイロ同様歴史がある商品です。どんどん値上がりしています。
注意点があります。それは一酸化炭素中毒です!
メーカーからの警告はこちらです。
昔の住宅と違い、最近の建物は機密性が高いので室内での使用はお勧めしません。ソロキャンプが趣味の方には現在も人気の商品ですが、建物室内・車内で使うのは相当注意が必要です。
七輪
七輪は言うまでもなく、一酸化炭素中毒の発生が心配なので室内・車内でのご利用なお勧めできません。また、火災報知器が鳴ります。
節電アイデア
冷蔵庫のサイズダウン
お子さんが独立して、よく食べるご家族が減った場合にはお勧めです。電気代がかかる家電というと電子レンジを真っ先に思い浮かべますが、使っている時間が短いので、電気代には実はそれほど影響しません。
冷蔵庫をそろそろ買い換えようかな、という場合にはお勧めです。
電気ポットではなく保温ポットを使う
お湯を自動で沸かして保温してくれる電気ポットは便利ですが、電気を使わない保温だけのポットに替えるのはいかがでしょうか?
大きいサイズを1つ買うのではなく、1リットルの保温ポットを2つ買うのがお勧めです。そうすると、片方が中身が無くなっても、もう片方がまだ中身があるので交代で使えて便利です。
ソーラー充電できるランタン
私が使っているのはこちらです。軽くてコンパクトです。
真っ暗な中で室内を移動する生活は、転倒による怪我などのリスクがあります。暗闇で転んで怪我をしないためには、ソーラーランタンがお勧めです。トイレまたはベッドサイドのライトならこれで十分です。
早寝&Wi-Fiを自動で切る設定にする
遅くまで起きていると電気を使う(照明・暖房・テレビなど)ので早く寝るという、原始的な節電方法がお勧めです。
また、Wi-Fiをタイマーで切るようにすると、布団の中でスマホを見ることもなくなり、仕方なく寝るしかなくなります。
Wi-Fiの設定は、すでにお持ちのルーターの説明書をご覧ください。何時でオン、何時でオフにするかの設定の説明書きがあるはずです。
極端な節電は無意味
小型のゲーム端末やスマホは消費電力が低いので、節電目的で触れる時間を減らすのは意味がありません。眼精疲労予防のために使用時間を減らすのならお勧めです。
チリも積もれば山となりますが、チリを減らすよりも、どれが山になっているのか(消費電力が高い家電の上位はどれか)を選別するのが先です。お金の節約と同じで、高い固定費を減らすのが先です。
今後の不安は、うつの患者さんが増えること
将来教科書に載るような激動の時代を私たちは今生きています。しかも節電のために照明をつけずに生活したりすると、気持ちが暗くなってしまうかもしれません。
そして冬はただでさえ日照時間が短く、冬季性[とうきせい]うつになりやすくなります。
冬季性[とうきせい]うつと一般的なうつ病の違い
冬季性[とうきせい]うつは、秋の終わりから冬にかけて
- 疲れやすくなる
- 趣味が楽しめない
- 無力感がある
- 眠っても眠っても眠い
- 食べ過ぎて体重増加
といった症状を引き起こします。一般的なうつ病の方の1〜2割が冬季性うつを経験すると言われています。
うつ病と異なるのは、不眠より過眠になりやすいこと、そして食欲不振より食べ過ぎてしまう事(特に炭水化物・スイーツ)です。
「前より眠れるようになったね!良かったね」とご家族・ご友人・職場の方々が安心しないようお気をつけください。患者さんご本人がよくわかっていないケースもあります。
セロトニン分泌量の減少で、冬季性[とうきせい]うつが起きる
冬は日照時間が短くなり、そのためセロトニンの分泌が減ります、これが冬季性[とうきせい]うつが起きてしまう原因です。
うつ病でなくても冬はセロトニン分泌量が減るのが通常です。こんな時期にお勧めなのは「晴れの日の午前(できれば朝)に日光浴」です。
千葉は幸い晴れた冬の日が多く、朝の日向ぼっこがしやすい土地です。なんて素晴らしい所なんでしょう!
室内の照明ではなく、お日様の光にあたるのが一番効果的です。言うまでもなく、日光浴は無料で出来ます。冬季性うつの治療で強い光を照射する方法もございますが、毎日日光浴する方が簡単でお金がかかりません。