科学が負けコピーライティングが勝つインターネット/お勧めサイトのご紹介

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日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が、「下アゴ整顔術による難聴改善」に関してというお知らせを発表しました。

「科学的根拠のない民間療法にひっかからないように気をつけましょう」という発表を学会が公式発表するのはとってもありがたい事ですね。

わかりやすい短文言い切りがウケる世の中

上記の「下アゴ整顔術」だけでなく、最近よく聞く「肩甲骨はがし」等、わかりやすい名付けって広まりやすいですよね。科学的に間違っていても分かりやすさを重視するのがコピーライティングです。

一方で、分かりやすさを追求しすぎて短文にしたり、新しい単語を作った結果、曲解されてしまうリスクがあります。

新しい言葉を作り、あとはSEO対策すれば情報は拡散しやすくなります

SEO(エスイーオー)とはマーケティング戦略のひとつです。Googleなどの検索結果で自社のホームページが表示されることにより、サービス・商品を知らない方に情報を伝え、購入検討する機会を作るのが目的です。

こうして広めたい言葉が広まる

広告代理店・コピーライター・SEO業者等が最初にキーワードとなる言葉を新しく作ります。その新しい言葉をホームページやSNSで多用し、そしてニュースサイトやインフルエンサーにその言葉をネットで使ってもらいます。

それと同時にGoogleに広告料を払い、違う言葉で検索した際でも指定したホームページが検索上位にくるようにしてもらいます。

このようにして「企業が広めたいものが広まる流れ」が出来上がっていきます。これ自体は悪い事ではありません。有益で良い情報なら多くの人に知ってもらう方が良いからです。

最近の医療関係者は危機感を持ってネットでの情報発信に力を入れています

科学的根拠のない民間療法や陰謀論が広まる有様に困り果てた医療関係者が、最近では一般の方向けにホームページ・ツイッター等で情報発信してくださるようになりました。各種学会、病院・クリニック、医師先生個人などです。

今回は以下の通り、主に医学系学会によるホームページをご紹介いたします。

お勧め医療情報サイト9つ

  1. こびナビ…医師先生たちが集まり、COVID-19情報を発信しています。いろはにご来院されていらっしゃる方のかなり多くが既にご存知と思います。千葉大学医学部の先生が関わっているホームぺージですね。
  2. 日本産科婦人科学会〜一般の皆様へ…産科、婦人科にかかわる疾患についての情報が見られます。
  3. 日本婦人科腫瘍学会〜市民の皆様へ…子宮がん、子宮筋腫、卵巣腫瘍、HPVワクチンについての情報などが分かりやすく紹介されています。
  4. 日本呼吸器学会〜市民の皆様へ…呼吸器のご病気についての解説、禁煙情報が発信されています。
  5. 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会〜一般の皆さん…耳鼻咽喉科、嚥下、めまい、顔面麻痺、発音、頭の腫瘍などについての情報を発信されています。
  6. 日本眼科学会〜一般の皆さまへ…目の病気、症状、治療法一覧にわけられていて見やすいです。なんとチャットボットがあります!今時ですね。
  7. 日本神経学会〜一般の方へ…てんかん、頭痛、脳のご病気、ALS、筋ジストロフィー等について分かりやすく丁寧に情報発信されています。
  8. 日本精神神経学会〜一般の方へ…心の病気についての正しい知識を発信されています。認知症のご家族のことでお悩みの方にもお勧めです。
  9. 日本整形外科学会…「一般の方へ」というタブをクリックすると、わかりやすい情報が見られます。

 

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