片頭痛の新しいお薬、レイボー錠が登場しました

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片頭痛の新しいお薬、レイボー錠とはどんなお薬?

飲み薬です。片頭痛発作の急性期治療薬として開発されました。

レイボー錠は神経伝達物質の放出を抑えられるため、片頭痛発作への効果が期待されています。

公式発表は以下のリンクからご確認くださいませ。

日本イーライリリー株式会社・第一三共株式会社「片頭痛治療剤『レイボー®錠 50mg/100mg』国内製造販売承認取得のお知らせ ― セロトニン 1F 受容体への選択性を有する、世界初のジタン系片頭痛治療剤 ―」

片頭痛(偏頭痛)が起きる流れ

脳神経のひとつ「三叉(さんさ)神経系」などが活性化される

神経伝達物質が放出される※レイボー錠はここを抑えます

炎症が起きる

髄膜血管が広がってしまう等が起きる

片頭痛の発生

レイボー錠の副作用

現われる頻度が1%以上の副作用は以下の通りです。

  1. フワフワ感のあるめまい※最多(18.8%)
  2. 動悸
  3. クルクル回るめまい
  4. 吐き気
  5. 疲労
  6. 酔っ払った感覚
  7. 筋力低下
  8. いくらでも寝られる
  9. 倦怠感
  10. 感覚麻痺
  11. 手足が思ったように動かせない

他のお薬との飲み合わせに注意が必要です

お酒をたしなむ方も注意が必要です。

そして以下のお薬をご利用の方も飲み合わせに注意が必要です。必ずお薬手帳を病院・薬局へ提示してください。

  1. 中枢神経抑制剤=鎮静剤、精神安定剤、睡眠導入剤など
  2. セロトニン作動薬=選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、三環系抗うつ剤等
  3. MAO阻害剤=パーキンソン病の飲み薬
  4. 心拍数を減少させる薬剤
  5. プロプラノロール

レイボー錠に限らず、お薬については鍼灸師ではなく必ず医師・薬剤師へご相談されますようよろしくお願いいたします。

ご利用になられているお薬は施術スタッフへ必ずお知らせくださいませ

なぜお薬情報を教えてくださるようお願いしているかというと、身体のお悩みが薬の副作用なのか、それ以外なのかを知るために必要な情報だからです。

レイボー錠によるめまい等に限らず、お薬の副作用による体調不良は鍼灸では改善不可という認識でよろしくお願いいたします。

参考文献

レイボー錠50mg/100mg(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

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