中医学で耳鳴りシリーズ全5回の3回目は、食生活の乱れによる耳鳴りをご紹介いたします。
今回はお酒の飲み過ぎ、味の濃いものの食べ過ぎ等によって耳鳴りが起きる、
痰火鬱結(たんかうっけつ)
です。
痰火鬱結(たんかうっけつ)による症状
耳鳴り以外に、以下の症状の中から複数が現れます。
- 頭が重い
- 集中力が落ちる
- 胸が詰まった感じがある
- みぞおちが苦しい
- お通じはあるものの、いまいち
- 尿量が少し減った、または回数が少し減った
- 痰が多い
- 口が苦い
- 舌が赤い
耳の症状の特徴
- 音がはっきりと聞こえない
- セミの鳴き声のような耳鳴り
- フッフッフッという音がする
こんな時になりやすい
- 外食が続いている
- お酒の量が増えている
- 味が濃いものをよく食べる
- 脂肪分が多いものをよく食べる
- 甘いものをよく食べる
こんな方がなりやすい
- 胃腸が丈夫という自覚がある
- 食べても太りにくいのでモリモリ食べている
- ストレスで食べすぎる
- 趣味は食べ歩き
- ラーメン大好き
- 1つのものにハマるとそればかり食べてしまう
- お酒が強い
いろはならこうする〜総合鍼灸50~60分
耳鳴りのツボに追加して、痰がよく流れるようにする鍼灸をご提供いたします。また、ストレスによる過食が原因に場合はストレス関連のツボを使用します。
うつぶせで首・肩・背中・脚、仰向けで耳周り・首・脚・お腹へ鍼灸を使用します。
また、二日酔いがある場合は二日酔いのツボに針を使用します。お気軽にお申し付けくださいませ。
セルフケア
- 就寝前3時間前までに晩御飯は済ませる。
- 休肝日を決める。
- 油っぽいものとデザートは、晩御飯では食べない。
- ドカ食いしたくなるようなストレスが何かを探し、そのストレスへの対処を決める。
- 食材が定期的に送られてくるサービスを利用する(自分で選ばないようなものが自動で送られてくるのがメリット)。