稀発月経の5回シリーズ、本日3回目です。
現代医学でいうところの稀発月経は、東洋医学でいうところの月経後期(げっけいこうき)にあたります。
稀発月経シリーズ、今後の投稿予定は次の通りです。
稀発月経1/5〜腎虚(じんきょ)
では今回は「稀発月経で、しかも冷え性で腰痛です」という方に多い、虚寒(きょかん)による月経後期(げっけいこうき)についてご説明いたします。
こんな症状があります
稀発月経以外に次のような症状が現れます。
以下のような症状のうち、複数が現れます。
- 手足の冷え
- 冷房が苦手
- 腰と膝がだるい感じで痛い
- 尿が多く、色は薄い
- 下腹部が痛い
- 軟便
- マッサージをうけるのが好き
- 温めると気持ち良い
- 頭頂部が痛い
- 異常に疲れる
- 憂鬱
- 気持ち的にビクビクしてしまう
稀発以外の生理の特徴
- 経血量が少ない
- 経血はサラッとしている
- 経血の色は淡い
いろはならこうする〜レディース鍼灸を月1、2回
生理期間でも施術可能です。最近の月経周期をお知らせくださいませ。また、ピルを飲み始めた場合もお知らせくださいませ。
うつ伏せで背中〜腰、仰向けで手足に鍼を使用します。冷え対策にお灸も併せて行います。
虚寒(きょかん)は陽虚(ようきょ)とも言い、陽気(ようき=体を温める力)が不足している状態を指します。全身、特に手足の血行を良くすることが一番大切な施術となります。夏でも必ずお灸を使用します。
虚寒(きょかん)の方が気をつけること
全力で冷え性を解消することがメインです
- 夏でもアイスクリームを食べない…夏の食生活がその後の秋冬に響きます。
- 一年中飲み物には氷を入れない…常温または暖かい飲み物を通年召し上がってください。
- 裸足で生活しない…くるぶしより上にくる靴下で足元を保温しましょう。ご自宅でずっと裸足の方はお気をつけください。
- 毎日お灸…どこにお灸を使うかはいろはスタッフ髙橋からお伝えいたします。