中医学で耳鳴りシリーズ全5回の2回目は、精神的ストレスによる耳鳴りをご紹介いたします。
今回は、突発的な怒り、鬱屈した感情によって耳鳴りが起きる、
肝火上炎(かんかじょうえん)
をご案内いたします。
肝火上炎(かんかじょうえん)による症状
耳鳴り以外に、以下の症状の中から複数が現れます。
- 頭痛
- めまい
- 目の充血
- 赤ら顔
- 口が乾く
- 口が苦い
- 喉が乾く
- 気持ちが落ち着かず眠れない
- 便秘気味
- 尿の色が濃い
耳の症状の特徴
- 音の聞こえ方が不安定
- 耳鳴りはキーン、ザー、ゴーのどれか
こんな時になりやすい
- かなり腹の立つことがあった
- 気持ちが鬱々としている
- 突然のトラブル発生
いろはならこうする〜総合鍼灸または総合はり50~60分
ストレス緩和の鍼灸をご提供いたします。放置しておくと他の症状も増えたり、聴力の低下が強くなる恐れがございます。早めの施術がお勧めです。
中医学でいうところの肝(かん)に関わるツボと、耳症状にかかわるツボには必ず鍼を使用します。うつぶせで首・肩・背中・脚、仰向けで耳周り・首・肩。腕・脚へ鍼を使用します。腕と脚の鍼が大変重要です。鍼を置いておく時間は、他の耳鳴りのタイプより長めになるかもしれません(個人差あり)。
お灸が必要かどうかはお身体の状態を見てみないとわかりません。ご予約時にお灸の有無を決める必要はございません。
不眠の度合いによっては不眠のツボを使用する場合がございます。
セルフケア
- 疲れているつもりがなくても休養を取る
- 休日だけでも昼寝20分※15時までには終了
- アロマテラピー
- お風呂にゆっくり浸かる
- マインドフルネス
- お酒飲み過ぎ注意
- 自然にふれる
- 何もしない時間をつくる