今回はユニークなアンケート結果についての情報です。
カナダの大学生(平均年齢20歳)にオンラインでアンケートした結果、「食物アレルギーと乳糖不耐症が悪夢を引き起こしているのでは?」という可能性が示されました。
アンケート結果
- 参加者の40%が、特定の食べ物が睡眠に良くない(24.7%)か、良い(20.1%)影響を与えると回答しました。
- 5.5%の人が、食べ物が夢に影響すると回答しました。
- 食べ物が夢に影響すると感じている人は、悪夢をよく覚えていたり、悪夢を見る傾向が高いことがわかりました。
- 夢に影響するとされた食べ物で一番多かったのはデザート・甘いもの(31%)、次に乳製品(22%)でした。
- 食べ物が夢に影響すると感じることは、食物アレルギーやグルテン不耐症とも関連していました。
- 睡眠の質が悪いと感じることは、乳糖不耐症(牛乳でお腹を壊すなど)と関連していました。
- 悪夢の傾向は、食物アレルギーや乳糖不耐症と強く関連しており、乳糖不耐症の場合は胃腸の症状がひどいほど悪夢につながっているようでした。
- 夕食の量を控えるなど健康的な食生活を送っている人は、夢の内容をよく覚えている傾向がありました。
- 胃腸の不調、空腹・満腹のサインに注意を払わない、夕食の食べすぎなど不健康な食生活は、悪夢や不快な夢を見る原因になっている可能性が示されました。
このアンケートから分かったこと
今回の結果により、
- 特定の食べ物が直接夢に影響する
- 食べ物による体調不良が夢に影響する
- 食べ物が睡眠の質を変えることで夢に影響する
という仮説が立てられます。
食事内容と夢の特徴の関連性が改めて示され、特に食物過敏症、中でも乳糖不耐症が悪夢の発生に関わっている可能性が浮き彫りになりました。
いろはからの提案
今後更なる研究が必要ではありますが、「大事なイベント前だけでもスイーツ又は乳製品を避けてみようかな」なんていうふうに、食生活を変えてみて睡眠の質が上がるなら儲け物ですよね。
薬・お金・時間を使わない睡眠改善方法は実践しやすいと思います。美味しいものを我慢する辛さを除けば…
また、いろはでは睡眠障害のある方には胃腸に関わる鍼灸を提供しております。総合鍼灸で対応可能です。
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